Pages

Tuesday, September 1, 2020

シェフ・三國清三「波が来たらまっすぐ突っ込め!」今という時代だからこそ響く、漁師の父親から学んだ教訓(TOKYO FM+) - Yahoo!ニュース

TOKYO FMで、月曜から木曜の深夜1時に放送中の“ラジオの中のBAR”「TOKYO SPEAKEASY」。8月24日(月)のお客様は、「オテル・ドゥ・ミクニ」オーナーシェフの三國清三さんとプラントハンターの西畠清順さんです。「オテル・ドゥ・ミクニ」の中庭を手掛けているという西畠さんも共感した、三國さんが教わった父親からの教訓とは?

◆親父から教わった教訓「波が来たらまっすぐ突っ込め!」

三國:「おやじの海」(村木賢吉)という歌があって、僕は自分が落ち込んだりしたときに、朝、それを聴いてから出勤するの。 西畠:へぇ! 三國:その曲は、うちの親父そのものなのよ。僕は小学校3年生のときから(漁師だった)親父と一緒に漁に行くわけよ。で、北海道ってしけるじゃない? 波が真正面から来るわけよ。そうすると、おっかないからちょっと横に船を振ったりすると、波に乗る前にたちまち沈没するの。 だから、「波が来たらまっすぐ突っ込め!」と親父から言われていて。でも、それってすごくおっかないのよ。でもまっすぐに突っ込んだら絶対に沈没しない。今、お互いにいろいろあるじゃん? 時代とかさ、そういう大波が来てもまっすぐ突っ込んでいく、というのが小さい頃に親父から教わった教訓としてあるんだよね。 西畠:面白い! 面白い! サーフィンも同じなんですよ。 三國:え? 清順、サーフィンやるの? 西畠:やります。波と一緒になるのが好きですね。でもやっぱね、逃げたらダメです。正面から波にくぐらないと、ちょっとでも横を向いたら絶対ぶっとばされる。

◆代々続けるよりも大事なものを見つけて…(西畠)

西畠:親父に関しては……俺はもう揉めに揉めて。まぁいろいろあったんですけど、僕は1人で歩んでいくことを決めて。で、社員たちがついてきてくれた。なので、代々継いでいたんですけど、親父とは袂を分かちました。 やっぱり男は自分の船を自分で漕ぎたい性分があるじゃないですか。あとは親父からの嫉妬とか……そういうのが30代後半ぐらいで学んだことです。 三國:でも代は続けているんでしょ? 西畠:いや、代々続けるよりも大事なものを見つけた、というか。普通は「親や代々続いているものは大事にしたほうがいいよ」なんていう美談があると思うんですけど、「世の中、美談ばっかりじゃなくてもええわ」って最近、ようやく思えるようになって。今はもう自分の好きなことができて、稼いだお金をちゃんと自分や自分のスタッフに還元できて、幸せだと思います。 三國:僕なんかちょうど35年前に、北海道の漁村から東京に出てきて身寄りもないし、裸一貫で今のお店を始めたわけよ。まだ初代なわけ。初代だから自分の責任で続けてもいいし、明日辞めるって言えば辞められるし、そういう覚悟ができているじゃない。 で、だいたい代を継いでいくと、結局「それを続けなきゃいけない」っていう変な意識が生まれてきて、大体おかしくなるもんね。 西畠:そうなんですよね。 三國:だから清順も、3代、4代と続いて普通であればそれを引き継いで、何かをやらなきゃいけない、守らなきゃいけないってなってきて、だんだんと変になるわけよ。それをバサッと打ち切って、「プラントハンター」と自ら名乗って、創業者みたいな意識でやり始めたから成功して、評価されているんじゃないかな。 (TOKYO FM「TOKYO SPEAKEASY」8月24日(月)放送より)

Let's block ads! (Why?)



"まっすぐ" - Google ニュース
September 01, 2020 at 05:51PM
https://ift.tt/3gYJgVz

シェフ・三國清三「波が来たらまっすぐ突っ込め!」今という時代だからこそ響く、漁師の父親から学んだ教訓(TOKYO FM+) - Yahoo!ニュース
"まっすぐ" - Google ニュース
https://ift.tt/2NKh6Bz
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update

No comments:

Post a Comment