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Monday, February 24, 2020

新潟)火柱まっすぐ 十日町・大白倉で奇祭「バイトウ」 - 朝日新聞社

 新潟県十日町市の大白倉集落(11世帯26人)で23日、五穀豊穣(ほうじょう)や無病息災を願う小正月伝統の「バイトウ」があった。3日がかりで丹精込めてつくったバイトウを同日夜に燃やしてしまう「奇祭」とも呼ばれるが、過疎化や住民の高齢化で大がかりなバイトウづくりは今年が最後になる。

 バイトウは、集落中心部の空き地に円形の土手状に盛った雪の基礎をつくり、その上にケヤキとわらで高さ約9メートル、底部の直径約7・5メートルの竪穴式住居のような小屋をつくる。今回は住民や集落出身者、市観光協会職員ら延べ40人余りが参加した。集落は長岡、柏崎両市境に近い豪雪地帯だが、今年は記録的な少雪で雪の土台がつくれず、2度の延期を余儀なくされた。

 バイトウ内部は、夕方から囲炉裏の火を囲んで豚汁や竹筒に入った酒、ジュースなどが振る舞われた。午後9時ごろ、囲炉裏にわら束をくべて点火すると、高さ20メートル超の火柱とともにまもなく燃え落ちた。火柱がまっすぐ上がったため、「今年は豊作」という。

 実行委員長の中村庄平さん(67)によると、集落はかつて70世帯近くあり、4基のバイトウが催されたこともあった。住民の大半が80代以上で、大がかりなバイトウづくりは限界などとして区切りをつけた。一方で「集落の伝統行事に変わりはなく、来年以降は身の丈に合った形で続ける」とも話した。起源は不明だが「修験道の流れをくむ」との言い伝えがある。(松本英仁)

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